Daisuke Inoue

Daisuke Inoue

端末の世界に新たな選択肢を。世界各国の伊藤忠ネットワークを活かした挑戦。

– Belongを立ち上げる際、中古スマホに着目した理由はありますか。

ニューヨーク駐在中に、米国で中古スマホ市場のスタートアップが誕生しつつあった様子を見て「いつか日本にも波が来る」と感じたことがきっかけです。

しかし、そう感じた2014年の時点では、日本においては新品のスマホが極端な例だと1円で購入できたり、新しいスマホが出るたびにショップに長い列ができたり、リユース品への抵抗感がまだまだあったりと、時期尚早だと感じました。そこから数年、総務省主導の料金分離プランや、フリマアプリによるリユース市場の成長、そしてスマホそのものの進化速度が緩やかになってきたことにより、好機がやってきた2019年、ようやくBelongを立ち上げるに至りました。

– 時間をかけて誕生したBelongですが、これまでどういった苦労があったのでしょうか。

正直なところ、今でも毎日が困難の連続です。
その中でも特に苦労したのは、会社設立当初はすべての仕事をCOO清水と2人で対応していた時期です。会社設立、事務所・倉庫の設営、サイト構築、仕入・検品・出荷オペレーション構築、お客様対応。当時は本当に気合いと根性でがむしゃらに突き進み、困難を乗り越えてきました。そこから数年経った今、各部署に経験豊富な仲間を多く迎えられたことで、困難はあれどそれに打ち勝っていくチームが少しずつできてきました。

– Belongのサービスにおける強みとは何でしょうか。

法人・個人、国内・海外問わず、仕入・検品・販売のすべてをカバーできることが強みです。また、親会社である伊藤忠商事グループの強みも活かしており、世界各国に駐在する携帯電話に精通したメンバーと日々連携しています。そうした世界中のチャネルを活用して、日本の法令や基準に適した端末を調達し、お客様の求める端末をお届けできることが大きな特徴です。

– Belongのサービスに対して、井上さん自身どういった思いがありますか。

デバイスの世界に新たな選択肢を提供したいという思いがあります。老若男女誰もがスマホを持ち、スマホは社会のインフラとなっているのに、「携帯ってどうしてる?」「どんなプランなの?」と聞くと驚くほど多くの方が「よくわからない、携帯に詳しくないんだよね」という回答をします。これは「携帯」という言葉に通信(SIMカード)と端末(デバイス)の2つの意味があるからだと思っています。
僕たちは、その通信をガソリンに、端末をクルマに例えて理解しています。
ガソリン(通信)は通信キャリアが出すオンライン専用の格安プランや、数年前から格安スマホ・格安SIMと呼ばれるMVNOの盛り上がりといったかたちで業界構造が大きく変わってきています。一方でクルマ(端末)はいまだに2〜3年に1回、若者から年配まで10万円程もする端末を買い換え続けている。誰もが数年に一度、新車の高級外車を乗り継ぐ不思議なマーケットになっているようなものです。全員がリユース品に流れるとは思いませんが、「私は新車の軽自動車がいい」とか「私は中古の外車がいい」といったかたちで、端末の世界にもっと多様な選択肢を持ち寄りたいという思いでやっています。

中古品だからこそ、お客様にも仲間にも正直に。
プロフェッショナルな正直集団が生み出す、真の信頼性。

– 今後、Belongのサービスにおいてどういった進化を見据えていますか?

奇をてらったことは考えておらず、個人・法人問わずお客様の求めるサービスを提供できるよう愚直にサービスを磨いていきます。個人向けにおいては、コアサービスである「にこスマ」をより多くのお客様に知っていただき、ご満足いただけるようプロダクトを進化させながら、マーケティングを強化していきます。法人向けには、これまで以上のシステムやオペレーションへの投資を積極化し、買取・販売双方の統合的サービス提供に向け尽力していきます。

– ありがとうございます。それでは最後に一言お願いします。

Belongは、「Be Honest/お客様に、チームに正直に」「Be United/一致団結して、助け合おう」、「Make a Contribution/チームや社会に貢献しよう」という3つのValueを大切にしています。
1つ目の正直さは中古品を扱っているからこそ、特に大切にしています。これはお客様に対してはもちろん、社内の仲間に対してもです。それぞれの分野におけるプロフェッショナルでありながらも、正直で思いやりのあるメンバーが揃っていることがBelongのすべてです。
展開するサービスにおいても、お客様との信頼関係を大切に、より良いサービス提供をすることで今後も社会に貢献していきたいです。